怪物ベースボール for Lab

怪物ベースボールとは?

打撃研究のためのVRを使った究極の測定機器

ヴァーチャルリアリティを使った打撃トレーニングシステムの中から、研究者に必要な部分だけを切り出しました。

怪物ベースボール for Lab VRシミュレーション画面

製品の特長

01

統制された環境下での野球打撃の実験環境

従来の野球研究における実証実験では、ピッチングマシーンを用いて、

できる限り同じ環境を用意して、測定を行ってきました。

しかしながら、現実世界を完全に統制することはできないため、

全く同じ条件下で実験を行うことは事実上不可能でした。

怪物ベースボール for Lab は VR 空間で現実世界を

シミュレートした実験を行うことができるツールです。

本製品は実験を VR 空間上で行うため、何度でも全く同じ条件下での

実験が可能です。

Technical Details

VRでの打球シミュレーターを作るにあたり、本物と変わらない体験を追求しました。現代のセンサー・VRの技術ではセンサーの値を使うだけでは、現実の再現ができません。

怪物ベースボールは裏で様々な補間処理を行い、可能な限り現実と同じ体験を再現しました。

02

ボール軌道の柔軟な設定ができる付属ツール

VR空間で使用する投球軌道を簡単に作成するための、

ピッチングの軌道軌道のシミュレーターを用意しています。

シミュレーターでは、設定したパラメーターでのボール軌道を

その場で確認することができます。

シミュレーターで設定可能なパラメーターは「ボールのリリースの位置」

「ボールのリリース角度」「ボールの速度」「ボールにかかる回転」です。

Technical Details

実験の必要に応じて、特殊なパラメーターを用意することも可能です。

例えば、特定の研究機関向けの機能として「ボールの透明度」や「スイング後にボールの軌道を見せるかどうか」をパラメーターを設定できるシミュレーターを作成しました。

03

モーションキャプチャーと連携した正確な位置情報

怪物ベースボール はモーションキャプチャーのデータをVR 空間に反映させることができます。

また、ボールの位置やバッターの頭の向きが記録されます。視線トラッキングに対応したデバイスであれば視線や瞳孔に関するデータも記録がされます。

Technical Details

現在、怪物ベースボールに対応しているモーションキャプチャーは Vicon, Optitrack の二種です。

また、視線トラッキングは HTC の Vive Pro Eye に対応しています。

今後も対応機種は拡張していきます。

04

動作データの記録およびCSVエクスポート機能

本製品はクロック毎のバットの位置や速度、ボールの位置やバッターの頭の向きといったデータを全てCSVファイルに出力します。

そのデータを使って、被験者の行動を正確に

記録・再現・分析することが可能です。

Technical Details

クロックは使用するVR デバイスに依存します。例えば、Valve Index であれば 144 Hz となり、1秒間に 144 個のデータを出力します。

カスタマイズ対応

怪物ベースボール for Lab は、研究機関ごとの多様なニーズに対応するため、柔軟なカスタマイズが可能です。

カスタマイズの特長

機能の追加

標準機能に加えて、研究に必要な独自機能を追加開発できます。視覚刺激の制御、外部機器との連携、特殊なデータ出力など、研究目的に応じた拡張が可能です。

機能の削減

不要な機能を削除してシステムをシンプルにすることで、導入コストを抑えることも可能です。必要最小限の構成から始めることもできます。

※ カスタマイズには別途開発費用が必要です。詳細はお問い合わせください。

これまでのカスタマイズ事例

機能追加

ボール軌道の視覚的提示

ボールの軌道を視覚的に提示する機能を追加。設定により、実際に飛んでくるボールとは異なる軌道を表示することも可能にしました。研究者が意図した視覚刺激を被験者に提示できます。

機能追加

オブジェクトサイズの動的変更

特定の条件下でボールを大きく表示したり、バットを太く表示する機能を追加。知覚研究や錯覚の実験に活用されています。

機能追加

外部機器との同期信号出力

脳波計やモーションキャプチャーなど、他の計測機器との同期を取るための信号出力機能を追加。複数機器を使用する複雑な実験環境に対応しました。

機能削減

シンプル版(軌道提示のみ)

モーションキャプチャーのデータ同期は研究機関側で行うため、VRでボールが飛んでくるだけのシンプルなシステムに機能を限定。不要な機能を削除することで導入コストを抑えました。

軌道シミュレーター

VRで使用する軌道を自由にカスタマイズ

シミュレーターを使って軌道のカスタマイズを行うことが出来ます。リリースポイント、 速度、回転、角度を設定し、ストライクゾーンでの到達位置を確認することが出来ます。設定した軌道はVR上で呈示可能で、個別最適化したトレーニングが可能です。

設定可能項目

リリースポイント、球速、回転、角度

KAIBUTSU SIMULATOR - ピッチング軌道シミュレーター

スクリーンショット

怪物ベースボール for Lab スクリーンショット1
怪物ベースボール for Lab スクリーンショット2

動作環境

VR用コンピューター

  • OSWindows11以降
  • メモリー32GB以上
  • プロセッサー第10世代 Core i7 以上
  • グラフィックRTX 3060 以上
  • ストレージ10GB以上
  • ネットワークブロードバンドインターネット接続
  • 外部ポート使用するVRデバイスに依存

※ Viconをご使用になる場合は、Intel製のNICがメーカーから推奨されています

VRデバイス

動作確認済み機器:

  • VIVE Pro Eye
  • Vive Pro 2
  • VALVE INDEX
  • VIVE Focus Vision

SteamVR 対応デバイスであれば、原則、動作いたします。

モーションキャプチャー

対応機器:

Vicon
  • - Vicon Tracker 4 を推奨
  • - Vicon Nexus での動作はご相談ください

お問い合わせ

購入の相談や製品についてのお問い合わせ、弊社に対してのご連絡はこちら

お問い合わせ

資料請求

弊社の製品についての詳しいご案内はこちら

資料を請求